牛舌餅

  

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更新日:
 2010年9月5日



◎牛舌餅(ニョースーピン)

 牛の舌のような細長い楕円形をしているお菓子です。牛タンが入っている訳ではありません。また、「餅(ピン)」という中国語には、日本の「餅(もち)」という意味はありません。クッキーとかビスケットといった意味です。したがって、日本語で「牛舌餅」という漢字から想像されるものとは、全く違ったお菓子ということになります。
 さらに、この牛舌餅、全く同じ名前で、全く違う場所で、全く違うお菓子が有名になっているのです。というのは、牛舌餅は、台湾の北東部に位置する宜蘭県(イーラン)と台湾の中西部にある彰化県(ジャンファ)の鹿港鎮(ルーガンジェン)の2ヶ所が有名なのです。
 宜蘭名物の牛舌餅は、小麦粉に蜂蜜、スキムミルクを入れて練って、薄くのばして、ぱりっと焼き上げたものです。薄い煎餅のようなパリパリとした食感と軽やかな味が特徴です。
 一方、鹿港の牛舌餅は、宜蘭の牛舌餅よりも厚くて、サクサクした食感のパイ生地の中にカスタードのような餡が入ったお菓子です。こちらは、焼き立てが一番、美味しいです。
 何故、このように違うお菓子が同じ「牛舌餅」なのでしょうか。もっと違う名前をつけた方が良かったのではないでしょうか。たまたま、同じ時期に作ってしまったのでしょうか。なんとも不思議ですが、このあたりの事情が分かる方がいたら、教えていただきたいですね。



  こちらが宜蘭の牛舌餅です。

 







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